2024年4月10日
月刊食品商業2024年5月号に執筆致しました
食品商業5月号での、当方の執筆は、
「ファイブマネジメント」
「52週MD(6月編)」
の2時限の執筆となる。是非購読して頂きたいと思うのである。
ファイブマネジメントのテーマは「親近感」
顧客の五感の最後のテーマとなる「親近感」。
五感とは鮮度感、季節感、安さ感、安定感、そして親近感。
今回が競合マネジメントの主軸となる顧客の五感の最後のテーマである親近感を深掘りした内容となっている。当方が作成したスライドでの親近感の説明分は以下の通り。
「従業員の笑顔と活気に溢れた空間で気持ちよく買い物出来るか」
このようなテーマで競合店と比較したときに、どのような強みを有しているかが問われるのである。その部分で更に深掘りした考察をしているのが、今月号での内容となる。ここで一つ提案した内容を公開したい。
商品のプロ化を目指す。
ということである。商品のプロというと、商品部のバイヤーのイメージが初めに浮かぶが、そうではない。
確かにバイヤーの商品知識は重要である。
しかしそれはあくまでも川上(流通の前段階)の情報であり、生産者や収穫者、そして製造メーカーからの情報が主である。しかし販売の現場でのプロ化とは川下(顧客側)の情報が重要なのである。
食卓の上をどうイメージするか。
そこをお客様は欲しがっているのである。確かに産地や旬、そしてアイテムの違いの情報は大切だが、その違いを食卓の上にどう表現するか、どう調理をするか、どうメニューを料理すれば、その商品が美味しくそして豪華に、美味しそうに食卓の上に載せられるのか。
そこが最も価値の高い情報となるのである。
そこに対してのプロ化を目指してほしいと思うのである。
そのような情報の溢れたお店ほどリピーターで溢れるのだ。
そして52週MDマネジメントは6月編となる。
梅雨入りと父の日が大きなテーマ。
母の日からの父の日の52週のテーマ。父の日は意外に重要ポイントとなる。それは52週を一年単位で捉えるのではなく、連続性のある取り組みとして捉えれば、それはバレンタインからの繋がりとなるからである。
バレンタインでの成功事例。
それを、父の日でどう花開かせられるか。そしてその実践が、次のお盆商戦へと連動していく。
とうやって52週としての一年間がスピードある時間軸となっていくのである。
最後に、今月号にて第二回POP大賞の募集がスタートしました。
昨年に引き続き今回が第二回目のPOP大賞。
おそらく今年は昨年以上の応募が予想される。我々は商品を販売するプロにならなければならないと私は思う。販売のプロとは?。
川上の商品のプロ ~ 生産側の商品情報を顧客に伝えるプロ。
川下の商品のプロ ~ 顧客側の消費情報を顧客に伝えるプロ。
私はそう認識している。つまり商品のプロとは上記の二つの情報をお客様に伝えることで、お客様の食卓に上る食材やメニューがよりお客様の豊かな生活に貢献出来るのである。
今年も始まったPOP大賞の応募をお待ちしております。